わき(腋窩-えきか)、手、足の多汗症の
治療について(脇汗・手汗などの治療)

ボトックス注射によるわきの多汗症治療

ワキは汗腺が密集している所で、暑さを感じたり、ストレスや緊張状態などを脳が感じると、汗を出す信号が汗腺を刺激し、汗が出ます。特別な原因がないのにワキに多量の汗をかく疾患を「原発性腋窩(えきか)多汗症」と呼びますが、重度のワキ多汗症保険診療で治療できます。ボトックス注射はこの汗を出す信号をブロックし、発汗を抑えます。1回の注射で4〜9ヵ月効果が持続しますので、年1、2回程度の治療で汗を抑えることができます。

■わきの多汗症(脇汗の治療)料金例[保険料3割負担の場合]
(純度NO.1米国アラガン社製GSKボトックス100単位使用)

初診料
約810円
薬剤費
約26,000円
注射代
約1,200円
合計
約28,810円

わきの多汗症(腋窩多汗症)は保険治療できます。(浜口クリニック梅田浜口クリニック天王寺、ともに健康保険を取り扱っておりますので健康保険証をご持参ください)

ボトックス注射による手汗や足裏の汗などの多汗症治療

手のひら(手汗)、足の裏の多汗症にもボトックス注射をおすすめしています。長所は手軽で安全性が高く、副作用が少ないことが挙げられますが自費治療となります。その他短所として、有効期間が4〜9ヶ月、一部握力の低下、注射による痛みなどがあります。
手のひらと指は感覚が鋭敏なため、わきのボトックス注射より痛みを感じる方が多いため、当院では痛みを軽減するために麻酔クリームや、氷冷却、33Gの極細針の使用などで2段階から3段階の疼痛軽減処置を行っています。

■その他の多汗症(手汗・足裏の汗の治療)料金例
(純度NO.1米国アラガン社製ボトックスビスタ使用)

両手ボトックス
100単位 40,000円(税抜)
200単位 60,000円(税抜)
両足裏ボトックス
200単位 60,000円(税抜)

ボトックス注射による治療は、他にも頬や鼻など多汗が気になる部分に可能です。
一人で悩まずにお気軽にご相談ください。

浜口院長より「手掌多汗症とは」

手のひらに過剰な発汗を認める病気です。幼少期から思春期に発症する方が多いです。原因は交感神経からの過剰な信号によってエクリン汗腺からの汗が増えると言われています。ある意味体質的な問題なので、予防することができません。日本には重症度によって数万〜数十万人の患者がいると推定されています。
症状としては両手が常に湿って(手汗)、指先が冷たく、緊張すると汗が水滴になって、したたり落ちる場合もあります。そのため、人と握手が出来ない、仕事や勉強中は書類が濡れるためタオルを欠かせないなど、日常生活に不便を生じます。

浜口院長より「ボトックスについて」

ボトックスは1989年にFDA(米国食品医薬品局)で承認された人体に無害なタンパク質で、アレルギーの心配がほとんどないすぐれた製剤です。
日本では2009年1月に安全性とすぐれた効果が確認され、ボトックス注射は「ボトックスビスタ」の製品名で厚生労働省より正式に使用が認可されました。この製品は国内で未承認の他のA型ボツリヌス毒素製剤とは異なり、その有効性・安全性が確認されています。
いろいろな種類のボトックス製剤がありますが、ボトックスは本来品質管理の難しい医薬品です。当院の多汗症の治療、注射ではボトックスビスタを使用しています。
通常両手にアラガン社製のボトックスビスタ200単位を使用します。純正品で高価ですが当院では大量に発注する事で費用を抑えて患者様に提供しています。

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